⑥:青色申告って、どう利用するの?

青色申告の申請・提出期限

青色申告を利用するときは、最寄りの税務署に「所得税の青色申告承認申請書」を提出して申請する必要があります。

その申請は、青色申告したい年度の前年の3月15日までにしなければいけません。

(例:2020年分(2020年1月~12月)を青色申告したい→2019年3月15日までに申請書を提出)

ただし年度の途中に開業した場合の申請期限は、開業日から2ヶ月以内です。

(例:2020年6月10日に開業→2020年8月10日までに申請書を提出)

この期限を過ぎると青色申告は利用できないので、ご注意ください。

また現金式簡易簿記を利用する方は、上記の申請書ではなく「所得税の青色申告承認申請書現金主義の所得計算による旨の届出書」を提出します。

申請書を忘れないようにしましょう!

⑦:青色申告を利用した場合の申告の流れは?

青色申告での確定申告の流れ

青色申告を利用する場合、1年間の流れは以下の通りです。

~3月15日まで初めて利用する場合「青色申告申請書」を提出
開業日から2ヶ月以内利用する場合「青色申告申請書」を提出
随時日常的にこまめに帳簿(会計ソフト)入力
年末年始決算を行う(帳簿集計・在庫確認・棚卸など)
2月15日~3月15日青色申告による確定申告

一度申請しておけば、白色申告への変更手続きをしない限り、青色申告が適用されます。

随時行う帳簿入力や決算・確定申告について、もう少し詳しく説明していきましょう。

随時…日常的にこまめに帳簿(会計ソフト)入力

記帳方法は控除額によって以下のように異なりますが、いずれにせよ帳簿(会計ソフト)入力は欠かせません。

  • 55万円控除…正規の簿記の原則による複式簿記
  • 10万円控除…簡易簿記・現金式簡易簿記

65万円控除を狙う方は「電子帳簿保存法」が定めている要件を満たしている会計ソフトの利用を検討してみましょう。

忙しくて入力などが疎かになり期限までに提出できないと、控除が受けられないのでもったいないです。

日常的に入力した帳簿・領収書などは、税務調査に備えて、7年間保存しておく必要があります。

年末年始…決算を行う

確定申告期限に間に合うように、1年を締めくくる作業を行いましょう。

  • 商品や備品の棚卸(12月31日時点の在庫確認)
  • 帳簿残高と領収書・通帳などの書類の照合・科目ごとに合計額の算出
  • 帳簿の整理(その年の収入・費用のみを計上)
  • 固定資産の動きを確認・減価償却費を計上
  • 事業用固定資産が損壊した際の損失額の計上
  • 貸倒れた債権の確認・貸倒引当金(かしだおれひきあてきん)などの計上
  • 消費税等の処理

上記のような作業により、収益と費用、資産や負債、純資産を確定し、利益・損失を算出することを「決算」と言います。

そして決算を行い、数字が確定したところで作成するのが決算書

年末年始と言いましたが、確定申告期限に間に合えばいいので、年明けに逆算しながら作業を進めれば大丈夫です。

2月15日~3月15日…青色申告による確定申告

55万円の控除・65万円の控除を受けたい方は、提出期限までに必ず提出してください。

基本的に2月15日~3月15日が青色申告による確定申告の提出期限ですが、土日祝に被った場合は*翌平日にズレます。

*翌平日…令和元年(2019年)申告分は、2020年2月16日も3月15日も日曜日なので、1日ズレて2月17日(月)~3月16日(月)が申告期間です。

期限内に申告しないと、控除が受けられません…。

⑧:青色申告で確定申告するときに、必要な書類は?

青色申告で確定申告する際に必要な書類は、控除額や赤字・黒字によって、提出書類が少し異なります。

  • 10万円控除…「申告書B」「所得税青色申告決算書(損益計算書)」
  • 55・65万円控除…「申告書B」「所得税青色申告決算書(貸借対照表・損益計算書)」
  • 赤字の場合…「申告書B」「所得税青色申告決算書」「申告書第四表」

「所得税青色申告決算書」は以下4種類あるので、あなたの事業内容や記帳方法に合わせて、書類作成を始めましょう。

  1. 一般用
  2. 農業所得用
  3. 不動産所得用
  4. 現金主義用

また所得控除を受ける際は添付書類などが別途必要になるので、下記の記事にてご確認ください。

⑨:青色申告をやめることはできるの?

青色申告をやめるときは「所得税の青色申告の取りやめ届出書」を提出するだけです。

提出期限は、青色申告をやめたいと思った年の翌年3月15日

たとえば、2019年6月頃にやめることを思いついたとしたら、2020年3月15日(=2019年分の確定申告期限)までに提出すれば大丈夫です。

ただし白色申告でも記帳が義務付けられたので、青色申告のまま簡易簿記による記帳で、青色申告特別控除10万円を受けた方がいいでしょう。

【注意】青色申告が取り消されるケース

青色申告者としての義務を怠ると、青色申告を始める際に行った承認申請の取り消しを受けます。

なぜなら、青色申告者に様々な優遇措置が設けられているのは、正確な申告・納税を推奨する国の目的に従っているからです。

たとえば以下のような問題が発生したときは、その問題があった年の青色申告は取り消され、優遇措置が受けられない上に、追納の可能性も生じます。

  • 2期連続で無申告期限を守らない
  • 帳簿書類の開示・訂正を拒否
  • 所得の隠ぺい悪質な書類作成

⑩:青色申告と白色申告の違いは?

青色申告と白色申告の大きな違いは以下の通りです。

相違点 青色申告 白色申告
事前申請 アリ ナシ
優遇措置 アリ ナシ
帳簿づけの難易度 高め(控除額による) 低め
確定申告書類の量 多め(控除額による) やや少なめ

事前申請や帳簿付けの難易度が高いなど、青色申告は厄介に見えますよね。

しかしそれを優遇措置を受けるためだと思えるならば、あなたは青色申告に向いているかもしれません。

「できるだけ節税対策をしておきたい。」という気持ちのある方には、青色申告がオススメです。

少し手間でも青色申告にしようかなあ?

最後に、あなたは青色申告で確定申告しますか?

今回は青色申告について10個の疑問に沿って、基本事項を説明しました。

①:青色申告って何?⑥:青色申告ってどう利用するの?
②:私は青色申告対象者に当てはまる?⑦:青色申告を利用した場合の申告の流れは?
③:青色申告するメリットってある?⑧:青色申告で確定申告するときに、必要な書類は?
④:青色申告の控除額はどう違うの?⑨:青色申告をやめることはできるの?
⑤:青色申告にもデメリットはあるでしょ?⑩:青色申告と白色申告の違いは?

上記の説明の通り、青色申告は白色申告より複雑で、カンタンではないことは確かです。

しかし「青色申告って難しそうだけど、魅力的な制度だ。」と思う方も多いでしょう。

もし青色申告を利用すると決めたのであれば、申請書を出すタイミングから考えてみませんか。

分からないことがあれば、青色申告を始める前でも青色申告の申請書を出してからでも、ぜひご相談ください。

複雑な作業をサポートしてくれるプロがいれば、あなたは煩わしさを感じずに優遇措置が受けられます。

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